top of page
検索

USPTO、PCT Informed Examination Request(PIER)パイロットプログラムに基づく情報提出要求を開始

  • IPBIZ DC
  • 15 分前
  • 読了時間: 2分

米国特許商標庁(USPTO)はこのたび、PCT(特許協力条約)に基づく国際段階の成果物を活用した審査運用を目的とする「PCT Informed Examination Request(PIER)パイロットプログラム」に関する官報通知を公表しました。本プログラムは、PCT国際段階で作成された調査報告書や見解書などを踏まえ、出願人に審査継続の意思確認を求めることで、審査効率や滞貨削減への効果を検証するものです。


2026年5月21日より、USPTOは対象となる未審査の米国国内移行出願に対して、本プログラムに基づく情報提出要求(Requirement for Information:RFI)の発行を開始します。対象案件は、審査待ち期間の長い技術分野を中心に、出願からの経過期間などを考慮してUSPTOが選定します。特に、国際段階の成果物において「X」または「Y」区分の引用文献が含まれている出願が優先的に選ばれる予定です。


PIERプログラムの対象として選定された場合、USPTOは国際段階の成果物を参照したRFIを発行し、出願人に対して、審査を継続するか、12か月間審査を延期するか、または明示的に出願を放棄するかの選択を求めます。審査継続を希望する場合には、必要に応じて予備補正書を提出し、審査に適した状態へ整えることも可能です。


RFIはUSPTOフォーム「PTO-2357」により発行され、出願ファイルには「PIER.RFI」の文書コードで記録されます。なお、PIER対象案件において放棄扱いを回避するためには、出願人はUSPTOフォーム「PTO/SB/478」を用いて、期限内に適切な応答を行う必要があります。

本プログラムへの組み入れはUSPTOの裁量によって決定され、出願人側から参加申請や除外申請を行うことはできません。


USPTOは、本パイロットを通じて、審査着手前の段階で出願人に事前通知を行い、さらに審査時期に柔軟性を与えることで、出願人の判断や出願管理にどのような影響を与えるかを検証するとしています。また、審査直前に提出される補正書が審査効率向上につながるかについても評価対象となります。USPTOは、国際段階の成果物を踏まえて出願人に今後の対応方針を確認することが、特許審査の品質向上や審査滞貨・審査期間の削減に寄与することを期待しています。


 
 

Copyright © 2017 by IP Business Solutions LLC.

bottom of page