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参加庁とのグローバル及びIP5特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムの実施

更新日:9月23日

1. PPHプログラムの概要

  • 米国特許商標庁(USPTO)は2006年7月以降、複数の特許庁と「特許審査ハイウェイ(PPH)」プログラムを導入している。

  • PPHは、ある特許庁で肯定的な審査結果を得た出願者が、他の庁で迅速な審査を受けられる制度。

  • OEE(先行審査庁)の審査結果をOLE(後続審査庁)が再利用することで、作業の重複を避け、審査効率を向上させる。

2. PPHプログラムの改善

  • 「MOTTAINAI」プログラムにより、OEEが最初の出願庁である要件が撤廃。

  • PCT-PPHプログラムにより、PCT(特許協力条約)成果物も含まれるようになった。

  • PPH2.0プログラムにより、参加申請の要件が簡素化された。

3. グローバルPPHおよびIP5 PPH試行プログラムの目的

  • 異なるPPHプログラムの管理が煩雑化したため、プロセスを合理化する目的でグローバルPPHおよびIP5 PPH試行プログラムが設立された。

  • USPTOは、両方のプログラムに参加しており、出願者はどちらのプログラムを利用しているか指定する必要がない。

4. USPTOにおける参加申請要件

  • 米国出願は、Global/IP5 PPH参加庁に提出された対応出願と同じ優先日を持つ必要がある。

  • 対応する出願はOEEで特許可能と判断された少なくとも1つの請求項を持つ必要がある。

  • すべての請求項がOEE出願における特許可能な請求項に対応している必要がある。

  • 審査開始前でなければならない。

5. 必要書類

  • 参加申請書。

  • OEE出願の特許可能な請求項に対応する請求項対応表。

  • OEE出願のオフィスアクションの写し(英訳を含む場合あり)。

  • 情報開示陳述書(IDS)。

6. 特別審査手続き

  • 申請が承認されると、出願は優先的に審査される。

  • 不備があれば修正の機会が1度与えられるが、適時に修正されない場合、却下される。


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